タクシー業界はブラックなのか?タクシー運転手の稼ぎ方と向いている人の特徴とは? | 大人の転職応援団

タクシー業界はブラックなのか?タクシー運転手の稼ぎ方と向いている人の特徴とは?

タクシー業界はブラックなのか?タクシー運転手の稼ぎ方と向いている人の特徴とは

タクシー運転手の中には、不況の煽りを受けて会社をリストラされた中高年男性がたくさんいるという印象持っている方も多いと思います。

事実、年齢が40~50歳で目立った職歴経歴がなくても採用されやすく、他の企業で採用されなくなった中高年層の最後の受け皿となっている側面もあります。

労働時間が長くて不規則、客が傍若無人で、おまけに給料も安く、腰も悪くするなど、タクシー業界で運転手として働くのはやめた方がいいのでは、と考える方もいると思います。

実際に、態度や口の悪い客もいますし、お酒を飲みすぎて悪酔いしている客の対応をしなければならないこともあります。一日の売り上げを盗まれたり、暴力被害に遭ったり、勤務時間によっては朝まで運転しなければならない事もあります。

月に稼ぐ金額は20万円前後で、平均年収額は200万~300万円が一番多くなっています。

しかし、タクシー運転手の実際の年収額は、歩合制度というシステムにより左右されるので、表面上の年収だけを見てタクシー運転手は全く稼げないと考えるのは、やや早計と言えるでしょう。

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無事故無違反や長距離客の獲得ができるタクシー運転手は稼げる

実際、タクシー運転手の給与システムは歩合制を適用していることが多く、規定のパーセンテージの稼ぎは自分のものになります。

タクシー運転手にとっておいしいお客さんである「長距離客」を掴まえると大きく稼ぐことができるので、長距離客を探し当てるノウハウを持ったタクシー運転手は、年収が400万円~600万円ぐらいに上昇し、しっかり稼ぐことが可能です。

また、無事故無違反で10年間勤務し、個人タクシーの資格を持つと、タクシー会社からの毎月の天引きがなくなって、年収で約500万円前後も稼ぐことができます。

その一方で、年収500万円以上も稼ぎ出すベテランのタクシー運転手になるためには、キャリアと知識が当然必要なので、まだ経験が浅い新人や中堅どころのタクシー運転手はそこまでの稼ぎがなく、生活はなかなか厳しいのが現実のようです。

タクシー運転手の労働時間は長くて不規則

タクシー運転手の労働時間は非常に長く、朝から深夜・早朝まで12時間のシフト制で、一日毎の休日になっているので、かなり時間的にも不規則です。

生活や食習慣が乱れがちになり、終日座席のシートに座って振動を与えられているので腰痛持ちのタクシー運転手も多いようです。

最も大きなリスクというと、交通事故を起こす・交通事故に遭うことです。人を轢いてしまったり、乗客に怪我を負わしてしまうような事があれば、最悪、免許の停止や取り消しなども起こりえます。

お客さんの命を預かって目的地まで連れて行く、という非常に便利で多くの人が利用する仕事だからこそ、リスクも隣合わせで存在しているのです。

人間関係でストレスを抱えやすい人はタクシー運転手が天職かもしれません

タクシー運転手についてネガティブなことも含め、色々と書いてきましたが、実際、組織に合わせられずサラリーマンに不向きな人ほど、タクシー運転手が最適な職業になる事もあるようです。

なぜかというと、タクシーの運転手が気を使わなければならないのはお客さんだけです。理不尽で感情的な上司に言いがかりをつけられたり、ノルマで追い込まれたりすることがほとんどありません。

勤務するタクシー会社によっては、目標ノルマが設定されていたりする事はありますが、どちらかと言うと雇用形態はフリーランスや自営業者のような形で、とても気楽に働ける職業だといえます。

人間関係でトラブルを起こし(あるいは起こされ)会社を離職したサラリーマンが、タクシー運転手に転職し、毎日の仕事が楽しくできるようになったという話はよくあります。

60歳や65歳を過ぎても、タクシー運転手として現役で働かれている方もおり、タクシー運転手を天職としている中高年男性もたくさんいます。

タクシー運転手の性別は?ほぼ9割が男性です

女性であれば40~50代の中高年になっても、スーパーのレジやデパートでの接客など、パートタイマーとして仕事はできますが、これが男性となると、女性や若者と同じ雇用形態のパート・アルバイトで勤務し続けるというのは、社会的にも本人的にも厳しいものがあります。

一方、タクシーの運転手になるのは中高年層の男性が圧倒的に多く、サラリーマンが合わなかったり、元自営業者で店をたたんで再出発した人など、理由は色々ありますが、だいたい同じ世代の人が集まるようです。

もちろん、同じ世代なので趣味や気が合うことも多く、利害関係のない同業者の友人が多くできることもあるようです。

タクシー運転手は個人事業主のような形態なので、何となく同業者同士でも仲間意識があり、人間関係的にもサラリーマンのような上下関係が存在しないので、自然で楽な関係が作りやすいです。

そのような理由から、タクシー運転手を適職としている人が多く、元気に楽しんで仕事をしている方が多くいるのです。

派閥闘争・出世争いが存在しない穏やかな業界

サラリーマン社会で面倒なのは、社内での派閥闘争や、出世争いによる醜い足の引っ張り合いです。

役職の有無や、給与の格差などが大きければ大きいほど、組織での居心地の良し悪しにつながってきますので、毎日、会社内で無駄なパワーゲームが繰り広げられています。

しかし、それぞれが自営業者的なタクシー運転手であれば格差も小さく、フラットな人間関係が保たれているので、変に疲れることはありません。

顧客企業からの無茶ぶりに従う必要もありませんし、行きたくもない飲み会に参加する必要も全くありません。

タクシー運転手には、飲酒運転をさせないためのアルコール検査などが行われています。上司に無理やり飲まされた嫌な経験がある人も、タクシー運転手になれば強制的にアルコールや飲み会から距離を置けます。

こう考えてみると、タクシー運転手という職業は、サラリーマンとは反対といっていい、全く違った特徴を持つ仕事だと言えるでしょう。

東京や大阪など都会では乱暴な言動をするお客さんがいることも…

深夜、都市部でタクシーを拾う人は、もっぱらお水関係(ホステス・ホスト)や、ストレスまみれの泥酔サラリーマンなど、面倒を起こしそうな客がとても多いです。

タクシー内で大声を出されたり、嘔吐されたりするとかなり鬱陶しく、大変なストレスを感じます。

タクシー運転手の仕事を継続してやっていけるかどうかは、言葉や態度の悪い客を、どうあしらっていくか、にかかっています。

泥酔して眠り込んでしまった客などは、警察に送迎することもあるようです。お客さんの体にベタベタと触ってしまうと、セクハラなど、後でトラブルになることもあるので、警察に送り届けて、警察官に対応してもらうという事です。

都会での仕事は大変なので、地方郊外でタクシー運転手の仕事をするとなると、こちらはこちらでお客さんの数が極端に減ります。

京都や奈良などの観光都市周辺だと、お客さんの質は高いのですが長距離客ではないので売り上げは期待できません。

乱暴な振る舞いをする客は多いですが、一番稼げるのはやはり都会で、さらに深夜の時間帯が最も稼げるようです。

タクシー運転手は負け組なのか?いいえ違います

タクシー運転手には絶対にならない!などといっている人もいますが、タクシーは多くの人が便利に利用する社会的意義のある職業です。底辺の職業でもありませんし、ブラックすぎて自殺者が出るような業務内容でもありません

不況の煽りを受け50歳で会社を解雇されても、65歳まで働くことができる職業です。10年間はしっかり働いて老後資金を貯めると決めて、60歳で引退してもいいですし、第二のキャリアプランとして自分なりの働き方を設定することできます。

どのような仕事であっても、楽しさも苦しさも両方あります。タクシー運転手として勤務すると、様々な業界のお客さんと会話ができたり、ユニークな人間模様を見ることができます。

車内で激しい痴話げんかを始めるカップルや、彼氏に振られて号泣する酔っぱらい女性、嫌いな上司の悪口を延々としゃべるサラリーマンなど、人の人生は本当に色々です。

会社の人員削減や解雇などで仕事がなくなっても、落ち込んではいけません。タクシー運転手は比較的、採用されやすい業種で、仕事仲間も作りやすいので、特に中高年者の場合はタクシー業界への転職を考えてもいいと思います。

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タクシー運転手になるなら、転職エージェントに登録することをおすすめします。それは、転職エージェントに登録されている会社は企業業績が良好であることが多く、教育制度もしっかりしているケースが多いからです。

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