内定を一つも取れないまま大学卒業を迎えてしまう学生はやはりいます。
自分が希望する業界に入れなかった人や、うまく就職活動を乗り切れなかった人など理由は色々ありますが、「既卒」という肩書きを背負ってしまうと、新卒者と比較してどうしても就職活動は難しくなってきます。
就職活動に失敗して内定ゼロ。それにより「就活うつ」になったり、最悪、自殺を選んでしまったりと、社会問題化もしていますが、なにもそこまで絶望する必要はないのです。
今回は、一定数の学生が陥ってしまうであろう「内定ゼロ」、になった時の身の処し方について考えていきたいと思います。
就職浪人を選択する
選択肢の一つとして就職浪人をするというのがあります。
あえて単位をすべて取らず、もう1年留年することにより、再び「新卒」の肩書きを手に入れ再挑戦するやり方ですが、もう1年分の学費が必要だったり、奨学金制度を利用していたりすると厳しくなります。
しかし、残りの取るべき単位があと少しの場合、留年しても学費が大幅に減額されたりなどの優遇的な措置もあったりと、大学によっても違いがあるので、しっかりとリサーチをした上で決定を下しましょう。
就職浪人の選択を大学側が勧める事もあり、「新卒」というブランドネームがどれほど強いかが窺い知れます。
特に大企業を狙っている場合、「新卒」というブランドの力が絶対に必要であり、「既卒」や「第二新卒」という肩書きでは門前払いをされるからだと考えられます。
しかし、中小企業の場合で言うと、「既卒」や「第二新卒」であっても、それほど強いマイナス評価を受けるわけではないので、「大企業しか眼中にない」という人以外は、わざわざ就職浪人の道を選択する必要はありません。
まずはアルバイトで入社する
広告業界や出版社などの業界では、アルバイト契約から本採用されることが少なからずあります。能力とヤル気、そして若さという武器があれば正社員に抜擢される事もあります。
しかし、正社員登用という名の甘い蜜を利用して、不当な違法労働を強いてくる事もあるので注意が必要です。
また、新卒入社組と比較して給与も低水準で、なんの保証も福利厚生もつかないので生活に安定感というものは期待できないでしょう。
専門学校に入学し専門知識を身につける
医療系やアート・クリエイティブ系などの業種であれば、専門学校に入学し、専門的な知識を身につけることによって就職も可能です。
「せっかく大学を卒業したのに、なんでまた専門学校に入学するの?」
という考えも分かりますが、実際、専門学校の生徒には転職するために入学している人も多くおり、その中でも医療系は幅広い年齢層が存在し、20代~30代の新入生も多く見受けられます。
国家資格や高度なスキルが得られる専門学校の場合は、年齢がマイナスに働くことはないので心配する必要はありません。
しかし、専門学校に通うための学費も、決して安いものではないので事前にリサーチが必要です。
既卒・第二新卒として就職活動を行っていく
時間的・経済的なことも考えて、できるだけ早く就職して働きたいのであれば、「既卒」「第二新卒」として就職活動を行っていくのがベストでしょう。
一昔前は、新卒ブランドが無くなり、「既卒」の肩書きで就職活動を成功させるのは大変でしたが、今では「既卒」を専門に扱う就職・転職サイトが出てきたり、「第二新卒」「フリーター」に向けての就職・転職セミナーが開かれたりと、色々と可能性が広がってきました。
それは、若者を中心とする労働者人口が年々減ってきており、旧業態の会社に入りたがらない若者が増加し、若手の新卒人材が全く来てくれない中小企業が増加してきているからです。
そのニーズをうまく汲み取った企業が、既卒・第二新卒・フリーターをメインターゲットとした、就職・転職支援サービスのサイトを作って、求職者と中小企業をマッチングさせているというシステムです。
既卒・第二新卒・フリーター向けの、おすすめの就職・転職支援サイトはハタラクティブです。
既卒や第二新卒、フリーターに特化した求人案件を豊富に取り扱っているので、安心サポートを受けながら効率的な就職活動を行うことが可能です。
プロのエージェントの強力なバックアップを受けながら、優良求人の仲介をしてもらえるので、質の悪いブラック企業の求人にあたることなく、自分が望む条件にマッチした会社の紹介を受けることができます。
支援サービスの利用は完全無料なので、ぜひ利用してみてください。
ハタラクティブに登録した後は、担当の方から確認のための連絡が入ります。
平日の10時~21時の間であれば1時間以内に連絡をしてくれます。それ以外の時間帯では、次の日の午前中か、土日祝日の場合は、月曜日の午前中に連絡をしてくれます。
担当者からの連絡を逃さず受けるために、要望欄の箇所に、連絡可能な日時や時間帯をしっかりと書き込んでおきましょう。
また、カウンセリング相談はハタラクティブ渋谷支店、またはハタラクティブ立川支店で行われます。各支店へのアクセスを事前に確認しておきましょう。
焦らず腰を据えて就活しよう
内定ゼロでも「若さ」という資産を持っている限り、心配することは全くありません。希望する就職先を見つけたいなら、まずは既卒・第二新卒専門の就職サイトに無料登録を行い、しっかりと腰を据えて就職活動を行っていきましょう。
若手の人手不足が叫ばれる中、20代の若手人材が足りない企業はたくさんあります。外食・介護などのブラック業界のみならず、一般の中小企業も若手の20代が入社してくれないという非常事態が発生しています。
粘り強く諦めないで探せば、必ず自分が希望する企業を見つける事ができると思います。会社や仕事は自分の人生と深く関わってくるものなので、焦らずに慎重に探していきましょう。