子育てを一段落させた40~50代の女性や、子育てを頑張りながらも家計を助けるパートタイムの女性たちは、日本においてはよくある働き方である。
事実、パートタイムの女性陣をメインとしている小売や百貨店は、パートで働いてくれる女性をかき集めるのに必死になっている。
スターバックスやユニクロを代表とする大手企業が、競うようにパートの待遇をどんどんを上げていっているので、日本の雇用形態の中でパートタイムとして働く事は、とても良い選択になってきている。
ですが、その選択が良いのは女性限定であって、40~50歳の中高年層の人達がパートやアルバイトに応募しようとしても、簡単に採用されるものではなく、もし入社できたとしても少数派になるため、決して居心地が良いものではない。
日本は、雇用の拡大や、男女が公平に活躍できる社会を目指しておきながら、中高年男性のパートやアルバイトという雇用はなぜ積極的に行わないのだろうか?
パートの募集に応募してくる中高年男性は使えない人材なのか?
最大の理由が、「中高年の男性でパートの募集に応募してくるような人は使えない人材がほとんど」という会社側の見方がある。
40~50歳の中高年層というと、働き盛りの真っ只中で、一般的には正社員で家庭を支え、経済的にも精神的にも家族の土台となっているのが普通と考えられている。
しかし、そのレールからズレてしまった中年男性というのは、例えば、リストラの対象者だったり、正社員として働いたことがほとんどなかったり、複数の会社を転々としている人や、そもそも働くことが大嫌いな人など、性格的に一癖も二癖もあるような人が多い。
このようなクセの強い特徴を持つ人材を、会社側が率先して採用したがらないというのは、少し考えてみると分かる事である。
もともと男性というのはプライドが高く、そのような人であっても、正社員でしっかりとした役職について働いている同世代の男性と自分の環境とを比較して、卑屈な気分になっている事がよくある。
まれに「嫁が家計を支えて、自分は子育てがメイン」と割り切った考えを持っている男性もいるが、やはり女性のパートさんと比べれば扱いにくいことが多い。
そもそも、有能で仕事ができる男性であれば、20~30代のどこかの段階で非正規雇用の負のスパイラルから抜け出している。
子育ての方が自分の主な仕事だからとは言っても、自分から非正規雇用のパート仕事をする中高年男性で、ヤル気を持ってバリバリ働く優秀な人はかなり少ないでしょう。
10代20代の若者や主婦などのバイト仲間の輪に入れない
パートやアルバイトは、主婦や10~20代の学生やフリーターなど、色々な人が働いている。しかし、突然その中に40歳を超えた男が入るとどんな雰囲気になるだろうか?
若者は若者同士で集まり、主婦は主婦同士で仲良くする傾向がある。少数派の中高年男性は、アルバイト仲間の輪の中に入りにくいのだ。職場の中で孤立してしまうというのは、仕事的にも精神的にも辛いものがある。
「私は少し前まで●●会社に勤務していたんですよ」「あの大手の会社ですか?大手でも不況の煽りがあるんですねえ」などの会話が自然にできる「やむを得ず今はパートをしている」人であれば、年代が中高年であっても問題なく仕事をやっていけるでしょう。
しかし、実際はそのような人はあまり多くありません。そのため、中高年の男性がアルバイトをしてみても、結局、バイト仲間たちと仲良くする事ができず、辞めることになってしまいます。
中高年の男性の自殺率が最も高い
上に書いた理由などから、中年男性のアルバイトが許容されない現代社会では、男性の自殺者のほとんどが中高年層であるというのも理解できます。
それらの影響は20代の若年層にもあり、男性は正社員雇用でないと一人前の社会人として世間から許容されない、というプレッシャーが社会全体に広がっているのは明白である。
実際、黒子のバスケ脅迫事件や秋葉原無差別殺人事件などでも、被告は非正規雇用者であり、社会から見下され阻害されているという感覚が原因で自分の存在を認められず、社会への報復行為を起こしてしまった。
資本主義社会では格差が発生するのは仕方ありませんが、それらの格差が目に見える現実としてすぐ傍に来ているという怖さは、現代日本で少しずつ広がりを見せ始めている。
自由な働き方を選択しよう、と言われ続けて10年以上が経ちますが、日本人の働き方にはいまだに多様性が無く、男は正社員で働いて、女は結婚・妊娠したら寿退社で退職という幻を追い続けている。
40~50歳で会社を解雇されてしまった人達が再就職先として集まってくるのが、タクシードライバーや引っ越し業者など、非常に限られた業界である。
中高年ニートやリストラからのつなぎ、専業「主夫」の働き口などにも対応し、選択肢の多い働き方を許容できる国になれば、少子化問題・中年ひきこもり問題・ブラック企業問題などの解決の糸口も見えてくるのではないでしょうか。
実際、この国ではあと10年経っても、あまり変わってないようにも思いますが…
中高年男性の仕事の定着率が高い仕事とは何か?
逆に、中高年男性の方が定着率が高いという業界も存在している。それは、タクシー業界と警備業界である。
これらの業界は、組織で働くには不向きな人や、リストラを受けた中高年の男性、年金がもらえるまでのつなぎ仕事をしたい60歳の男性などが多く、年齢も上で男社会の業界なのですぐに仲間ができやすい。
40~50歳という年齢でアルバイトや転職先を見つけようとする場合、自分が働きやすい職場環境という部分に重きを置いて探していくことが大事です。
非正規雇用という立場上、どうしても中高年男性ほど気持ちが過敏になるものです。仲間意識が作りやすい業界を見つけて働くことが大事です。
転職に不安がある人は転職エージェントに相談するのがオススメ
あなたの過去の職務経歴や、性格の特性にマッチした会社はどこなのか?というのは、自分では見つけにくいと思います。
企業理念や、会社の文化・雰囲気など、それぞれの特徴があるため、いざ転職しても、イメージしていた理想の職場とは違うな、と感じる事もあります。
転職エージェントを活用することで、無駄な時間を省きながら、自分の希望に合った職場を探すことが出来ます。
相談・面接~内定・入社までの間、完全無料でバックアップしてくれます。
(なぜなら、転職エージェントは、求職者が転職できた時、転職先の企業から人材紹介手数料を受け取っているからです)
そうであるなら、活用しないのはもったいないですよね。
転職エージェントは、求人募集をしている会社の、企業文化や会社内部の雰囲気・特徴、そしてリアルな労働環境をしっかりと把握しています。
例えば、下記のような事がわかります。
・求人企業の文化や組織の雰囲気
・欲しい人材の採用基準
・書類選考の通過率
・面接の難易度・通過率
・求人企業の成長性・業界の動向
・労働環境(残業時間・育児休業取得実績)
・入社後のキャリアパス(昇進・出世へのルート)
特に、転職組の中でも、全くの別の業種から転職する場合、転職後のキャリアパス(昇進・出世へのルート)の作り方はとても大事です。
「転職したいけど、どんな仕事が自分に一番マッチしているのか分からないな…」という人は、転職エージェントに相談してみることをオススメします。
オススメできるプロの転職エージェントは「DODA」です
「DODA」は全国各地に拠点を置いている転職者満足度NO.1の転職エージェントの大手で、業界最大級の求人数を誇っています。
(全国100,000件以上の求人数ー日本最大級)
しかも、豊富な非公開求人を扱っていて、待遇・福利厚生・年収などが好条件な、優良企業の求人案件が取り揃えられているので、転職成功の可能性を更に高めます。
(全国100,000件以上の求人のうち、80~90%の約80,000件以上が一般非公開求人)
したがって、好待遇の優良求人案件を見つけ出すのに、最高の条件を有した転職エージェントなのです。
企業業績に安定感のある会社や、大企業との繋がりのある関連会社など、好待遇の優良求人案件が豊富に取り揃えられています。
また、重要書類の作成アドバイスから、実際の面接での質疑応答の効果的なやり方まで、プロの転職エージェントが、強力サポートの二人三脚体制でしっかりとやってくれます。
そして、登録されている会社の求人情報は当然、前もって転職エージェントが精査を行っているので、労働環境が劣悪で、離職率が異常に高い不良企業、俗に言うブラック企業のダメ求人に当ってしまうリスクもありません。
転職・就職活動は一人で全てをうまくやるにはあまりに大変で、不安感におそわれる事も多く、何も知らなければ、どのような順序で行えば良いのかさえ分からないものです。
無料で利用できる転職エージェントに登録さえしておけば、経験豊富で親身になってくれるプロの転職エージェントに、様々な質問や悩み相談がいつでも出来るので、精神的なプレッシャーもかなり減ると思います。
そして、非公開求人の中には、求人案件が豊富に掲載されているので、転職エージェントの「DODA」を有効活用することで、思いがけない優良求人案件を見つけることもありますよ。
DODAの登録は1分でカンタン 無料ユーザー登録
「DODA」にユーザー登録する場合、公式ホームページから
⇒『エージェントサービスに申し込む(無料)』のボタンを押して、必要項目を入力していきます。
(名前・生年月日・性別・住所・電話番号など)
その後、その下の項目に、学歴・現在の勤務状況・また、直近の職務経歴があるので入力していきます。
直近の職務経歴欄の「雇用形態」などは正社員だけではなく、アルバイトや派遣社員・契約社員・FCオーナーなど、いろいろな選択項目があります。(記入は必須項目ではなく任意項目)
現在の職務の、業種・職種・年収の選択欄は、ある程度の大枠での分類で大丈夫です。
(例えば、小売⇨百貨店⇨販売・サービス職などを選択するだけです)
最終の項目である、希望条件『自由記入欄』には、連絡が可能な日時や曜日・時間帯などの情報を記入しておくといいでしょう。
エージェントサービス登録後、転職エージェントの担当の方から、電話かメールで連絡をもらえるので、それから無料面談の日時を合わせて、プロの転職サポートを受けることが出来ます。
もちろん、転職エージェントの登録とサービスは無料ですよ。
転職のプロフェッショナルである、エージェントサービスに無料登録すれば、親身になって話を聞いてもらえるので、ぜひ一度、サービスを受けて、応募が可能な優良求人を紹介してもらいましょう。
自分が転職可能な優良求人をたくさん紹介してもらって、転職が成功すれば、あなたの仕事と未来の可能性は大きく広がりますよ。