日本人の平均年収のギャップがますます大きくなり格差社会が進行している。昔は、一億総中流社会と言われていましたが、現代日本では、年収200万円台の下流層が増加し、結婚することさえできない社会情勢に陥っています。
統計データを全体像で見てみると、年収で600万円以上を稼いでいる人はかなり少数です。しかし、婚活パーティーなどで女性が求める年収は、600万円ぐらいが一定のラインとなっていることも多いのです。
年収600万円以上稼いでいる層と、それ以外の人達では、一体、どんな事に違いがあるのでしょうか?それは、生活水準だけではなく、未来の資産の増加スピードがかなり変わってくることです。
余剰資金を作ることができる
年収600万円以上も稼ぐことが可能になると、たくさんの余剰資金を持つことができます。食費・光熱費などの生活費や、預貯金以外にも、副業や投資に資金を投じることも可能で、長いスパンで自分の資産を運用していくことができます。
株式投資や債券投資などを行って、年利3%以上で自分の資産を運用することができれば、中長期的に少しずつ資産を増加させることもできます。
それとは逆に、年収300万円に満たない低所得者層は、生きていくための日銭稼ぎだけでも大変で、なかなか余裕が持てず、預貯金以外の副業や投資に投じるお金を貯めるのにも、かなりの時間を要してしまいます。
特に、都会で一人暮らしをしている人などは貯金もなかなか溜まらず大変です。ましてや、結婚して家族がいる場合、投資などにお金を使うのはもってのほかでしょう。
昇給がないと裕福になるのが難しい
安定的な昇給は、大手の会社や利益を拡大し続けている会社以外は、ほとんど期待できなくなってきています。
低所得者層である、年収で300万円に満たない人たちは、昇給がほとんどできない会社、あるいは組織内のポジションにいることがほとんどで、年収で600万円以上稼いでいる人達と比較して、生涯に稼ぎ出す年収はかなりの差になってしまうでしょう。
そして、年収600万円以上を稼ぎ出すハイクラス層は、将来、会社役員や経営幹部に就けることもあり、そうなれば年収は爆発的に増えますが、年収300万円に満たないワーキングプア層はそのような可能性は、ほぼ無いでしょう。
年収300万円以下の人が家族・子供を作ると貧乏の連鎖が起こる
親が稼ぐ年収の額は子供に大きな影響を与えてしまいます。家庭教師や塾、そして大学に入学した場合は数百万円の学費が必要で、教育費だけでもかなりのお金が必要です。
しかし、年収300万円以下の低所得者層は、祖父母からの資金援助に頼りたいくらいに預貯金が少なく、子供側がそれを敏感に察知し、自主的に大学進学を諦め、高卒から社会人になる事もよくある話なのです。
子供が成績優秀で頭が良くても、家庭の金銭的な問題で子供は未来の選択肢を狭め、親と同じような年収300万円以下のワーキングプア層にハマリ込んでしまうのです。
その一方で、年収600万円以上を稼ぐ高所得側の人たちは、子供に余裕のある教育を与えることができ、子供の未来の選択肢も広がって、その分、高所得の仕事にも就きやすくなります。
年収600万円以上の稼ぎは高所得者層のボーダーライン
一昔前は、勝ち組年収を、人差し指で「1本」と表現したように、いわゆる年収1000万円超えが高所得者層のボーダーラインでした。
しかし、日本の経済・生活環境が変わり、現在では年収600万円以上で家族持ち、というのが勝ち組の基準になってきています。日本の経済力がだんだんと低下し、格差社会が進行しているのが見てとれます。
これからは、消費税アップなどの税金負担や保険料の見直しなど、日本の家庭の経済状況はより悪化していく可能性があります。
今の会社で昇給・ボーナスアップの見込みがなければ、転職しての年収アップを考えましょう
今の会社での収入が、年収300万円あたりで、将来的にも昇給・ボーナスアップが難しいのであれば、ここは勇気を出して転職するのも選択肢の一つでしょう。
自分の能力や特性を不当に安く買い叩かれているだけで、別の会社に転職すれば、もっと高く評価されるという事はよくあります。
まず手始めに、転職エージェントに無料登録して、プロのエージェントに転職市場においての自分の価値を総合判断してもらいましょう。
転職エージェントの活用方法、そして、どのような利用メリットがあるのかは、下の記事にまとめましたので参考にしてみてください。
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